はじめに

三重県のお茶の歴史は古く、江戸時代には全国をリードするお茶の大産地で、伊勢茶として伊勢商人の手で江戸を始め東北地方にまで販売されていたことや、伊勢神宮御師の手土産として全国各地に配られていたこと、安政6年(1859)外国との貿易が始まると日本茶の輸出に指導的な立場にあったこと、現在でも全国第三位のお茶産地であることなどは、あまり知られていません。

そこで、この三重県のお茶「伊勢茶」の輝かしい歴史を小学校のみなさんから大人の方まで知って貰いたい思いで、この本をまとめました。

なお、お茶にまつわる色々の知識についても「お茶のおもしろ知識」として書きました。

できるだけ小学生の皆さんにもわかるように、漢字にはカナをふりましたが、どうしても専門の言葉(専門用語)が多く、わからない言葉については、お父さん、お母さんに教えてもらってください。

最近はペットボトルのお茶が普及して、急須で淹れたお茶を飲むことが少なくなりましたが、急須で淹れた本当のお茶の味を知っていただき、家族団らんのひとときをもっていただければ、うれしいです。


伊勢茶って、なに?

伊勢茶は、三重県のお茶の統一ブランド名

この本の中に「伊勢茶」という言葉がたくさん出てきます。お茶には、その府県を代表する統一した名前と市町村などを単位とした生産地ごとに付けた名前があります。

伊勢茶は三重県で生産されたお茶の統一した名前で、例えば、静岡県では静岡茶、鹿児島県は鹿児島茶、京都府は宇治茶などあります。

三重県のお茶が伊勢茶と呼ばれるようになったのは、江戸時代は、今の三重県は伊勢国、志摩国、伊賀国、紀伊国の4つの国に分かれていました。お茶の産地は伊勢国に多く、そのお茶を伊勢商人が伊勢国のお茶「伊勢茶」として、江戸をはじめ東北地方まで販売したことから、伊勢茶の名前が全国に知られるようになりました。

今でも三重県のお茶の統一した名前を伊勢茶としているのは、江戸時代からの歴史が背景にあります。

一方、茶産地の市町村などが付けているお茶の名前に、水沢茶、鈴鹿茶、亀山茶、松阪茶、大台茶、わたらい茶などありますが、これらのお茶を総称して伊勢茶と呼んでいますので、とややこしいですが、伊勢茶は三重県のお茶の統一した名前(ブランド名)と覚えておいてください。

国名の読み方:国の前に「の」を入れ、例えば伊勢国は「いせのくに」と読みます。江戸時代、今の三重県は4つの国に分かれていました。

江戸時代は、今の三重県は四つの国に分かれていた:江戸時代、今の三重県は四つの国に分かれていました。一番広い伊勢国ではお茶栽培が盛んで、伊勢国で生産されたお茶を伊勢商人が江戸わ東北地方で販売したことから、伊勢国のお茶「伊勢茶」と呼ばれるようになりました。今は、三重県全体で生産すれたお茶のことを「伊勢茶」と呼んでいます

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