あとがき
私は昭和十一年(一九三六)三重県松阪市飯南町の茶農家に生まれ、大半をお茶の仕事に関わってきましたが、その中で三重県の茶業は歴史も古く、江戸時代から明治時代にかけて多くの指導者が出て、日本の茶業をリードしていたことを知りました。
しかし、現在では、そのことを知っている人は少なくなり、このままでは、輝かしい三重県茶業の歴史や伊勢茶の名声は消えてしまうと思い、七十二歳で仕事を辞めてから資料を集め本にまとめて、皆さんに知ってもらおうと決意しました。
そうして平成二十年には「三重県茶業史」を編纂発刊し、平成二十八年には「伊勢茶発祥の地・川俣谷のお茶」を自費出版しました。
今回は、小学生から大人の方まで読んでいただきたいお茶の本として「伊勢茶の歴史」と「お茶のおもしろ知識」という本をまとめました。
どうしても専門の言葉が多くなり、小学校の皆さんには少しむずかしいかも知れませんが、お父さんやお母さんと一緒に読んでいただきたいと思います。
この本を読んで、皆さんが少しでもお茶に興味を持っていただければ嬉しいです。 なお、本誌の発刊に当たり、貴重な写真、資料などを提供いただいた方々、また、編集発刊に協力をいただいた夕刊三重新聞社には、厚く御礼申し上げます。
髙瀬 孝二
参考にした書物など(参考文献)
- 「日本茶業史」大正三年 塚野文之輔著 茶業組合中央会議所
- 「日本茶輸出百年史」昭和三十四年 日本茶輸出百年史編纂委員会編 日本茶輸出組合
- 「静岡県茶業史」大正十五年 静岡県茶業聯合会議所
- 「三重県史(資料編、近代三産業・経済)」平成元年 三重県編集
- 「三重県史(近代三資料・統計)」平成元年 三重県編集
- 「三重の茶業」大正九年 三重県茶業組合聯合会議所
- 「三重県茶業概観」昭和二十五年 三重県農林部農務課
- 「三重県茶業史」平成二十一年 髙瀬孝二 三重県茶業会議所
- 「三重県茶累年統計」昭和四十四年 農林省経済局調査部/昭和五十年 農林水産省統計調査部
- 「四日市港開港百年史」平成十一年 四日市港管理組合
- 「伊勢茶の経済的研究」昭和三十一年 中野清作・松田延一共著 農林省農業総合研究所
- 「大谷嘉兵衛翁伝」昭和六年 大谷嘉兵衛翁頌徳会
- 「日本農書全集(特産「蚕茶並ヒニ紙木植方書 竹川竹斎編)」平成九年 上野利三著 農山漁村文化協会
- 「江戸時代における茶の生産と流通に関する一考察」平成十一年 畠淸次
- 「中世にさかのぼる伊勢茶の生産と流通」平成十五年 畠淸次
- 「茶のサイエンス」平成十六年 武田善行 筑波書房
- 「圓光寺六百年史」平成十六年 坂倉賢芳著
- 「茶大百科」平成十八年 農山漁村文化協会
- 「茶馬古道の旅」平成二十一年 竹田武史 淡交社
- 「茶の原産地を探る」平成二十四年 松下智 大河書房
- 「秋田の中の伊勢」平成二十九年 金児紘征 無明舎出版
- インターネット検索資料
















